内側から湧きあがるもの~JJA Jewellery Design Awards入賞~

2年前に沖縄八重山諸島「幻の島」へ行きました。

そこは潮の干満で現れたり沈んだりする砂州です。定期船がなく、不便なのでその付近へはあまり人が行きません。手つかずの自然の海がそのまま残っているようです。

海の色がブルーイッシュグリーン、つまり青緑で透明感がありました。

エメラルドグリーンと称する人もいます。

どこまでも続く美しいエメラルドグリーンの海の真ん中で、エンジンを止めて、少しの間、風だけで航行しました。

シーンという音が聞こえそうな静寂の中で、ただただ透明な海に気持ちを沈めました。

「この美しい海を護りたい、表現したい」と思いました。

 

別のデザイン画

今年のJJAアワードのテーマは東日本震災に関連した「つながり愛」キャンペーンと連動していましたので、そのテーマに沿った別のデザイン画も描きました。

そのデザイン画自体はそれなりに良く描けたので、実作すれば満足のいく作品に仕上がりそうでした。素材も比較的集まり易く、順調に制作できそうでした。

でも「違う」感じがしました。気分が乗らないのです。作品制作への熱意がどうしても湧かないのです。(写真と本文は関係ありません)

 

「幻の島」「繋がりの海」

テーマに沿って後で描いたデザイン画を止めて、最初の想い通りに「幻の島」「繋がりの海」のジュエリーを制作することに決めました。

内側から湧き上がってくる情熱、どんなことがあっても最後まで完成させる、という決意が湧き上がってきました。息を切らしても、ゴールで倒れこんでも最後まで走り切る熱意です。

作品制作にはこの情熱、決意がなくては完成させられないと思いました。

あの海を表現するパライバトルマリンが入手しにくいという最大の難関を抱えて、嵐の中を出航しました。

Ibuki Ariga Karin Oshima の紹介

ジュエリーを通して現在の貴方と未来の貴方を繋ぐ、夢の実現のお手伝いをしております。モダンなデザインと卓越した職人の技が調和したジュエリーが特徴。大量生産では決して実現できない、時間と手間のかかる作品を手掛けています。環境保護で海外へ出かけていた時のイメージをジュエリーに盛り込んでいます。 2012年JJAアワード入賞(国内最高峰のジュエリーデザインアワード)、入賞作品は箱根ラリック美術館に展示された。(期間限定) 2013~定期的にベルギー王国大使館で展示会を主催 2016年5月ベルギー王国大使館後援「アール・ヌーボーの都ブリュッセルとジュエリー」主催 2016年10月 ベルギー王国大使館後援「ブリュッセル王宮とプリンセスたちのジュエリー」主催 JJA webサイト http://www.jja.ne.jp/index.html 作品PDF http://www.jja.ne.jp/event/awards/pdf/awards2012.pdf 箱根ラリック美術館 http://www.lalique-museum.com/
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